歯科医療材料

 

最終更新日 2008/11/03  
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 平成17年7月12日の報道によると、モスフードサービスでは「必要に応じて商品のアレルギー関連情報を即時に提供できるレジシステムを開発」とのことで、モスバーガーの店頭で注文する商品にアレルギーを起こす食材が使われていないか情報提供する方針とのこと。

 歯科医療においても多くの材料や薬品が使われているのでアレルギーのある患者さんはわかる範囲内できちんとお申し出下さい。以下に歯科で使用される代表的な材料などについて記載します。詳細はかかりつけの歯科医院にお尋ね下さい。

■ 金属系

(1) 12%金銀パラジウム: 保険で指定されているJIS規格の材料で、主たる金属材料はこれと思って頂いてもいいです。様々なメーカーから何種類かの製品がでており、主たる材料はどの製品も同じですが、わずかに含まれる材料は異なる場合もありますが、当院で使用している代表的な材料について記載します。

 # 金:12% パラジウム:20% 銀:51% 銅:14.5% その他:(イリジウム・亜鉛・インジウム)

(2) 銀合金: 主として乳歯の治療や永久歯の土台などに際して使用されます。これも様々なものがありますが、代表的なものを記載します。

 # 銀:70% 亜鉛:6% インジウム:23% その他(プラチナ・パラジウムを含む):1%以下

以上はあくまでも保険適用材料について記載したもので、それ以外にも多くの材料が含まれています。また、保険材料に関しては「ニッケル・クロム」系の材料が使われる場合もあります。

■ レジン(プラスチック系)

(1) プラスチック手袋: 歯科医療関係者にも「天然ゴムアレルギー」の人がいます。それらの人は主に「プラスチック系(ポリ塩化ビニル)」の手袋をはめている場合もあります。

(2) 義歯: いわゆる取り外しの入れ歯のピンクの部分ですが、主にMMA系(メチルメタクリレート)のレジンが使われます。また義歯の修理や裏層の材料には「Fe・Ti・Si」などが含まれています。

(3) 充填材料: 主として前歯のむし歯の治療で使われるレジンで、製品によって含まれるものは千差万別ですが「Cu・Mn・Zn・Si・Al・Cr」などが含まれています。

(4) 義歯で使われるポリカーボネートや、充填で使われるBis-GMAレジンには環境ホルモンが含まれているという話もあるが、こちらを参考

(5) 仮り歯: レジンで作られる仮り歯は、口腔内で直接使用される場合がありますのでモノマー液が直接粘膜に付着する場合があります。

# いわゆる化繊アレルギーが有る方はレジンアレルギーがある場合もありますので御注意下さい。

■ ゴム系

 歯科医療で使用される代表的な例は以下の通りです。口腔内の治療材料として歯に詰めるなどの用途として使うことはありませんが、患者さんの口腔内の粘膜や皮膚に触れることになります。

(1) ゴム手袋: 歯科医や歯科衛生士が感染予防などの目的で使用します。 

(2) ラバーダム: 主として歯の根の治療などに際して使用するものです。

参考: 天然ゴムアレルギーについて

■ 薬品・薬剤

(1) 抗生物質: ペニシリン系他(主な副作用情報などは、薬剤を出されるときに説明、もしくは文書で情報提供があると思いますので、主治医又は薬剤師に御相談下さい。)

(2) 歯牙漂白剤: 過酸化尿素(過酸化水素)を利用しています。なお、過酸化水素には発ガン性があるとされています。

■ その他

参考: 上記の含有元素については「長崎大学歯学部歯科補綴学第2講座」の歯科用材料に含まれる成分元素データベースを参考にしています。